地震に対する日頃の対策を忘れずに

 「災害は忘れた頃にやって来る」といわれていますが、下田の皆さんはちょっと地震に慣れっこになってしまい、準備を怠りがちではないですか。
 伊豆半島ではいつおきても不思議ではない地震。地震が起きたらどう逃げるか、家族の役割は、避難場所は、何をすべきか等々、この機会に家族で話し合ってみましょう。

大揺れをしのいで次の行動へ

 地震は「震度5」の揺れともなると、人は眠っていれば飛び起き、起きていれば物にとりすがろうとし、「震度6」では生命の危険を感じます。そんな揺れの中では、とても「落ち着いて行動する」ことなど無理かも知れません。誰もが無我夢中で、死の恐怖に遭遇します。それでも、意識のどこかに「何をすることが重要か」という強い気持ちを持って大揺れをしのぎ、揺れの鎮まりと同時に、次の行動に移れるようにしなければなりません。東日本大震災では、地震の揺れが1分以上続きました。その間身を守り、さらにその後の安全確保のための行動のポイントをあげてみましょう。

身を守る行動

 「火の始末!」「火を消して!」と大きな声を出して、自分や家族の意識と目的をはっきりさせる。そうしながら身の安全を守る行動をとりましょう。
1.テーブルの下などに隠れる。
2.乳幼児をとっさに守る。
3.座布団などで頭を守る。
4.冷蔵庫、ピアノ、食器棚、タンス、本棚などから離れる。
手の届く範囲の火気は消しましょう。

出口の確保

 まず、あわてて外に飛び出さないことです。外は、瓦の落下や塀などの倒壊の危険が大きいものです。また、外へ逃げると火の始末が手遅れになったり、消火活動の時期を逃したりするかもしれません。夜間、就寝中の大揺れは、現実の認識がむずかしいです。停電の暗闇の中で無意識の行動をして大怪我をする危険が多いため、「大丈夫よ!動かないで!」「布団をかぶって!」など大声でお互いの現実感を取り戻すようにしましょう。

外出時

海岸など行楽地にいるとき
1.海岸では、地震を感じたら津波を警戒してすぐに高所(高台)へ移動する。高所がなければ、できるだけ海から遠くへ離れましょう。
2.崖地、傾斜地、土手などからすばやく離れましょう。 その地域の防災関係機関(警察、消防、自治体等)に保護を求め、指示に従いましょう。

車を運転しているとき
1.道路左端に止めるのが決まりです。緊急車両を優先させるようにしましょう。
2.道路状況が不明、信号がつかないなどで走行できなくなります。ラジオで情報を聞くようにしましょう。
3.離脱する場合はキーは差したままにし、ドアもロックしないのが決まりです。

街頭では
1.持ち物か上着、または両手で頭を守りましょう。
2.店頭のガラスや、自動販売機、ブロック塀などの破壊、転倒の危険から遠ざかるようにしましょう。

家族との連絡不能に備える
 直接の電話が不通では、勤め、外出、旅行などの家族と家庭間でお互いに気がかりになるでしょう。遠隔地の親戚、知人経由で双方の情報を入手できるよう、複数の中継点を普段から決めておきましょう。また、NTTの災害用伝言ダイヤル「171」の利用も考えておきましょう。
 ラジオの「安否情報番組」を聞き漏らさないように、ラジオの用意を!