下田市は、南海トラフ地震に起因する地震動及び津波浸水等により、甚大な被害が危惧されています。過去の大規模災害のうち、特に能登半島地震は地形特性が似ており、 被災地域が直面している状況と同様の事態に直面することが懸念されます。

さらには、下田市の人口は減少傾向にあることから、将来のまちの活力維持が危惧される状況となっています。

過去の大規模災害での教訓を生かし、発災後、迅速に復興まちづくりの方向性を地域に示して被災者の復興を支援するとともに、持続可能な地域社会の実現に向けて適切な復興まちづくりを着実に推進するためには、あらかじめ下田市の特性や現状を踏まえた復興の課題を想定し、復興まちづくりの方向性や進め方を設定する等、「復興まちづくりの取組に関する事前検討や減災の取組等(事前復興)」を進めることが必要であることから、事前復興で検討・協議した内容を「事前復興まちづくり計画」としてとりまとめました。

また本計画策定のための検討・協議には、複数回に渡ってワークショップやシンポジウムを開催する中で多くの市民の皆様にご参加をいただき、様々なご意見を交わすことができました。

今後も、本計画については策定して完了ではなく、市民の皆様と協力しより適切な復興まちづくりについて検討を進めて参りますので、ぜひ本計画をご覧いただき、一人一人が発災後のまちの復興・在り方についてお考えいただけるよう、よろしくお願いいたします。
 
 〇復興まちづくりの考え方(案)
 
下田市概要版_240531抜粋

 下田市事前復興まちづくり計画(令和6年7月)(pdf 26,041kb)