No.6 酒井 厚志/AtsushiSakai
『歴史を踏まえても伊豆はレベルが高くて本物だと』
Q:あなたの下田愛を語ってください。
天城から下りて海岸線を走って来て、尾ヶ崎から白浜が見えると下田に着いたなって思います。下田はちょっと離れた場所で時間も掛かるけど、時間を掛けて来るだけのいつでも感動があると思うんです。私も東京や他の所から帰って来て白浜が見えた時は綺麗だなっていつも思います。そういうことが好きだからずっと住んでいるんじゃないかと。外に出て戻って来ると下田の良さを再認識します。海の綺麗な所にサーフィンしに行きますが、下田の海の綺麗さは別格な気がするんです。
Q:あなたの下田おすすめを教えてください。
子供が小さい時に爪木崎の手前の九十浜海水浴場によく行ったのですが、熱帯魚が夏の終わり頃から11月ぐらいまでたくさん居るんです。ボディボードに乗って水中メガネをつけて潜ってビデオを撮ったりしました。家族連れにすごくおすすめです。
Q:サーフィンを始めたきっかけは?
高校生の時に東京に住んでいたのですが、サーフショップでスケートボードを買って、週末に代々木公園でスケートボードをしていました。仲間のお兄さんがサーフィンをしてたので一緒に海に連れて行ってもらい、それからサーフィンに夢中になったんです。第一次サーフブームの時でしたね。大学1年生の夏休みに千葉の和田浦というところで同級生の実家に居候をしてサーフィンをしたのですが、2年生になってからは、サーフィン仲間と白浜の民宿でアルバイトをしてサーフィンをして。大学を卒業してから下田に住むことにして今に至ります。
Q:あなたのライフスタイル(サーフタイム)について教えてください。
ホームビーチ(白浜)がオフショアだったらいつでもサーフィンしたいと思っています。白浜に居る時は波が良ければ仕事を一旦やめてクイックに“1時間休憩”みたいに入ったり。リフレッシュするし、幸せホルモンが出るんじゃないかなと。自分がコントロールできない自然の中に居ることで心と体から幸せホルモンが出て来て幸せになるっていうことなのですが、医学的にも解明されているみたいです。海から上がると仕事のことを考えるけど海の中に居る時は波乗りのことしか考えない。今は大きい波より波が小さくてもオフショアで綺麗な波に乗りたいと思いますね。うちのお店の前が波が大きくてチューブになったりすれば、伊豆の若い上手い子たちがたくさん入っているから、その子たちのサーフィンを見るのも好きですね。
Q:下田のサーフィンの魅力はどこにありますか?
伊豆のサーフィンは本物です。千葉、湘南は日本のサーフィンが発祥した場所と言われていますが、サーファーのレベルの高さは伊豆は負けていないと思うんですよ。日本チャンピオンになった人が沢山居ます。もちろん千葉も湘南も居るけど、人口密度が違いますし。歴史を踏まえても伊豆はレベルが高くて本物だと。小川修一さんとか、もっと前から考えると40年、50年になると思います。日本のサーフィンの良さが始まったのは伊豆だって思うんですよ。プライドもあります。
Q:サーフィンの魅力を教えてください。
自然相手のスポーツだから飽きがこないです。一本ずつ波が違うので。水の上に浮いていること自体、自然と一体になっていますよね。波を待つ時も自然に刃向かっていたらできないです。バランスのスポーツだから力を入れないでやるんですね。構えは必要なくて自然体でやるところがサーフィンのいいところじゃないかと。
Q:これからの夢を教えてください。
本物のサーフタウン、サーフシティができたらいいと思っています。世界選手権等でお訪れた町でいいなと思う町があります。出来上がっているサーフタウンというか。日本でそこまで到達している所がまだないと思うんですよ。最終的にそこを追い越せたらすごいと思いますね。世界のサーフタウンが活性化して潤っていることを知ってもらえたと。下田に近い規模の町で世界中からサーファーが集まっているところがあるんですね。そういう町づくりに夢を持っています。
Q:サーフシティ下田に期待すること、下田市へのメッセージをお願いします。
1番はサーフシティを作ることで下田の問題が解決することを皆さんに知って頂けたらと思います。サーフィンを知って頂き、サーファーに対する固定観念を変えたいですね。下田の有利なところは、海が綺麗で、波がそこそこあって、サーフィンの歴史があって、本物のサーファー、サーフィンを指導する人たちも居るってことです。下田にサーフミュージアム作ってほしいですね。ちゃんと残していきたい。下田に来た時に、サーフカルチャーを伝えられる場所があるといいと思います。

酒井 厚志 (さかい あつし)
1958年生まれ。千葉県で生まれ幼少期を過ごし、学生時代を東京で過ごす。下田市在住。
19歳の夏に白浜でアルバイトをしてサーフィンにはまる。大学では教職を目指していたが、サーフィンが好きでそのまま白浜に住むことに。1987年に独立。1991年からNSA(日本サーフィン連盟)役員として活動。2011年から14年間理事長を務め、ISA(国際サーフィン連盟)理事やアジアサーフィン連盟理事長、JOC(日本オリンピック委員会)評議員・HPD(ハイパフォーマンスディレクター)としても活動、東京2020オリンピックではNF(国内競技連盟)理事長を務めた。下田ではマリン用品の販売や宿泊施設を営業、地域社会やNPO活動を通じてマリンスポーツの普及に努める。
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サーフシティ下田 サーファーインタビュー「I LOVE Shimoda!I LOVE Surf!」