◆開催概要
●令和8年5月に下田市役所東本郷庁舎は、河内庁舎へ全体移転をします。●市役所跡地は、伊豆急下田駅に隣接する重要な場所にあるため、未利用期間が長期化することは、できる限り避けたいと考えています。
●そこで皆さんに、市役所跡地の周辺一帯がどのような地域にいなったらよいか、そして市役所跡地をどのような使い方をしたらよいか、柔軟なアイデアをお聞ききすることを目的として、ワークショップを開催しました。
◆ワークショップ概要
〈開催日時〉 令和7年3月10日(月)18:00~20:00〈会 場〉 下田市役所河内庁舎 会議室1-C(1階)
〈参 加 者〉 一般公募15名
〈概 要〉 事務局から開催趣旨や下田市役所東本郷庁舎とその周辺の現状について説明した後、4グループに分かれて、下記のテーマについて意見交換を行いました。

◆意見交換のテーマ
目的:跡地だけではなく、下田駅周辺としてのにぎわい創出、利便性の向上に繋がる利活用テーマ1 市役所跡地周辺をどんな地区にしたいか?
テーマ2 市役所跡地をどのような場所にしたいか?
1,タイトル『未来を育てるシモダネクスト』
テーマ1 市役所跡地周辺をどんな地区にしたいか?
【新たな地域特性の導入】・『日本一小学生が英語をしゃべれるまち』・・・英語教育の学童保育で国際的な子を育てる、
マイマイ通りを多国籍ストリートに
・『子育て世帯が来たくなるまちづくり』・・育児や買い物をこの周辺で完結できるようにしたい
【遊べる場所の設置】
・雨の日でも遊べる場所がほしい
【駅周辺の歩行空間の改善】
・駅からの動線が悪いので改善したい
・市役所跡地へのアクセス・・・アーケードなどで雨に濡れないようにしたい
・歩道橋がほしい
テーマ2 市役所跡地をどのような場所にしたいか?
〇市内外の多くの人、幅広い年齢の方が来れる場所にしたい・カフェやキッチンカー、開放感のあるスペースで、どの年代の方たちも来れる広場
・図書館や映画など文化的機能がある
・Wifi完備のコワーキング学生から大人まで利用できる
・室内で遊ぶ場所があり、中・高生がたまれる場所
・最先端の健康診断ができる
・下田のことが一発で分かる場所
・SNSでも目にとまる見た目のおもしろさ
・光が差し込む開放感あるつくり、夜も明るくあってほしい
〇学童保育、働く親たちに便利な場所・環境をつくりたい
・学童保育の時間を18時⇒20時まで延長することで、この一帯の生活環境を良くしたい
時間が延びれば、駅から東急ストアでゆっくりと買い物ができる、 仕事がリモートの場合は子どもを預けて、親は同じ施設内で仕事ができる
・雨の日でも子どもが遊べる空間を設置する・・・ボールプールや小さな遊具があるとよい
〇英語教育の学童保育としたい
・日本一英語がしゃべれる街を目指して、オールイングリッシュの場所にする。勉強ではなく遊びながら英語を習得する。夕方は子どもで、日中は大人も活用できたらいい。インバウンドの外国人にも対応できる
〇市民のための駐車場の設置
・駐車場が足りてないので、駐車場を整備してほしい。市民はタダか安くしたい、市民駐車券の発行する

2,タイトル『観光を起点とした“学”・“遊”・“住” Good flow構想』
テーマ1 市役所跡地周辺をどんな地区にしたいか?
【新たな地域特性の導入】・文教地区・・・観光の大学、観光の専門学校、塾がある
外国人がたくさん来ているので、インターナショナルスクールや日本語学校をつくる
動物の専門学校、サーフィンアカデミーなど、尖った種類の専門学校つくる
学んで遊んで、卒業したら、ホテルで働けるサイクルをつくる
下田で働く人を外から呼び込みたい
・デジタル地区・・・DX、ベンチャー、コワーキング
・エンタメ地区・・・音楽、映画、お笑い、ゲームセンター
・フード地区・・・飲食、料理教室
・医療地区・・・医療モール
【観光推進】
・観光先進都市
・新しいものをつくるのではなく、もともとある『田舎の良さ』を売りにしたい
【利便性の向上】
・学生、市民が電車やバスを待つ間に過ごせる場所、暇をつぶせる場所
【交通環境・移動動線の改善】
・子どもたちが安心して通行できる交通環境。駅前136号を片側2車線化して車輌の流れをスムーズにする
・交通の終点であり出発点となる交差点を「日本で二番目に有名な交差点」と名付けても面白いのでは
テーマ2 市役所跡地をどのような場所にしたいか?
〇勉強できる場所・・・高校生、市民が電車やバスを待つ間に過ごせる場所がほしい〇観光案内の機能・・・観光関係の資料が置いてある、色々な情報を入手できる場所
〇(長期的に)大学や専門学校の誘致…1フロアのなかに、観光の専門学校や、日本語学校、インターナショナルスクール、そのほかの特殊な専門学校が入っていたら面白い

3,タイトル『ゆとりあるまち』
テーマ1 市役所跡地周辺をどんな地区にしたいか?
・「ゆとりあるまち」が全体の再整備の基本的な概念。電車から降りて、「ああ来てよかったな、下田」という空気感が生まれるようなまちにしたい【歩行空間の改善・充実】
・水路を暗渠にして、石畳のような遊歩道(花壇を設置)にすることで、旧町の街並みに人が流れるようにする
・無機質な街なので、国道414号は観光地化した道にしたい。樹木による景観整備など。
・観光客が港をゆったりと歩けるよう、弁天橋ボードウォークのウッドデッキの道を新下田橋までのばしてほしい
・交差点が混んでいるので、川の反対側にある細い道を再整備して渋滞を解消できないか?
【景観整備】
・橋の上の人魚は、文化レベルが低い印象。作り変えることも検討してほしい。
【遊べる場所の設置】
・雨の日に観光客(特に子ども)が遊べる場所がほしい
【商業の充実】
・東急ストア以外の商店機能 例)・ホームセンター ・小さなお店 ・大型スーパー
【賑わいと憩いの場の形成】
・市民が集う場がほしい
【新たな地域特性の導入】
・港町として港機能を復活してほしい。熱海から船が来て、その船に乗って清水に行ける。外航路線も入れて渋滞を回避できるような道や海路を作ってほしい
テーマ2 市役所跡地をどのような場所にしたいか?
〇西庁舎の建物は残し、下記の機能を入れたい・ミニコンサートができる市民広場
・高校生の学習スペースワークスペース、コワーキング
・観光客への案内機能
・3F 商店街の機能をもった避難施設
・屋上にはヘリポート機能
・伊豆急がストップした時の観光客の仮眠・休けい場所
〇芝生広場・・・キッチンカーをおいて観光客も楽しめる場所。下田の農産物や海産物を食材にした料理を出すことを条件にする。ほっとできるようなスペース。
〇市民のための駐車場・・・伊豆急下田駅は、駐車禁止の罰金をよく取られるため、下田市役所跡地に市民のための駐車スペースを置いてもらいたい
〇津波避難施設・・・30階建てぐらいのビルを建てる。商店街のほうからも店を出店してもらう。
下田市民の安心感を与えるような施設を作ったらどうか
⇔避難経路を確保し、日ごろから防災活動をしていれば大きなビルを建てる必要はない大大きなビルで広々とした下田の空気感が消されるのは反対

4,タイトル『下田って素晴らしい。ワクワクする街』
テーマ1 市役所跡地周辺をどんな地区にしたいか?
【駅・駅前広場】・小田原駅のような展望足湯施設から海を眺めたい
・下田を知る場所 温泉施設があるとよい
・駐車違反に対して厳しく、––イメージダウンになるので、対策必要
・伊豆急との協力体制が必要。満足度を上げる
【動線の改善】
・マイマイ通りにぬける道が不便 アーケード街にしてほしい
・電車から街(マイマイ通り)へ動線が一直線だったらよい
・ロープウェイからつながるといい
【ワクワクするものが必要】
・黒船音唄(夜まで)
・ワクワクするものが必要。リピーターに繋がる
・住民の理解や参加が必要。
テーマ2 市役所跡地をどのような場所にしたいか?
・建て替えは難しいため、更地にするしかないのではないか。少しずつ活用を通して資金を貯め、将来的に新しい建物を建てられたよい。段階を追う必要があると考えた。【短期的な活用】
〇落ち着ける場所
〇下田を知ってもらう場所
・観光案内機能・・・ロープウェイに行く前に立ち寄る場所にしたい
・地域食材を売る場所…はじめはテントや掘っ建て小屋からでもよい
〇色々なキッチンカーが集まる場所…週に一回、月に一回でもよいから、歩行者天国など周辺一帯で賑わいを創出すれば、街が変わるのではないか
〇駐車場の整備
・駅前広場は駐車違反が多く観光的にダメージがある。無料の駐車場を整備してほしい
〇公園化・・・楽寿園のような、早咲きの桜が見られるなど
【将来的にあったらよいもの】
・自習室、図書館(河津) ログハウス
・コワーキングスペース
・子育て支援施設
・道の駅
・避難タワー

今後、皆様のアイデアを活かして市役所跡地の利活用についての検討を進め、みんなに喜んでもらえる場所づくりを進めてまいります。