議会で主に使われる議会用語を解説しています。
50音順に掲載していますので、御活用ください。
 

委員会(いいんかい)
本会議における審議の予備的審査、調査機関として設置される組織として、本会議から付託された議案の審査などを行う常任委員会、特定の問題の調査・審査を行うために必要に応じて設置される特別委員会があります。
下田市では、総務文教委員会、産業厚生委員会の2つの常任委員会があります。また、議会の運営方法についての協議などを行う組織として議会運営委員会が設置されています。


委員会付託(いいんかいふたく)
本会議に提案された議案などについて、所管の委員会の審査に委ねることをいいます。


委員長報告(いいんちょうほうこく)
委員会での審査または調査を終えた議案などを本会議において委員長が審査等の経過及び結果について報告することをいいます。


意見書(いけんしょ)
地方自治法第99条の規定に基づき、議会は市の公益に関することについて、国会、国、県など関係行政庁に対し、議会の意思を意見としてまとめた文書を提出することができます。
意見書の案は議員が提出し、本会議でその可否を決めます。下田市の場合、基本的に全会一致での場合のみ意見書を提出しています。


一般質問(いっぱんしつもん)
議員が市の行政全般にわたり、執行機関に対し事務の執行状況や将来に対する方針などについて、報告や説明を求めたり疑問をただすことをいいます。
下田市では質問時間を45分以内と定めています。
 

延会(えんかい)
議事日程の一部または全部が終わらないため、その日の日程を後日に延ばして、会議を閉じることをいいます。
 

開会(かいかい)
議会を開いて、法的に活動できる状態にすることをいいます。
  

会期(かいき)
議会が会議を行う期間(開会日から閉会日まで)のことです。会期は、本会議開会後に議決により決定します。
 

会議規則(かいぎきそく)
議会における会議の手続や運営方法などを定めた規則をいいます。
 

会派(かいは)
議会の中で、同じ主義・主張をもった議員がつくっているグループのことをいいます。
 

各派代表者会議(かくはだいひょうしゃかいぎ)
議長、副議長、会派の代表者などが、議会の方針等協議または調整を行うために開催する会議のことをいいます。
 

議案(ぎあん)
議会の議決を得るために、市長や議員または委員会が提出する案件をいいます。
 

議会運営委員会(ぎかいうんえいいいんかい)
議会を円滑に運営するため、議会運営の全般について協議し、意見調整を図るために設置された委員会のことをいいます。
 

議決(ぎけつ)
議案などに対する賛成、反対の意思表示による議会の意思決定のことをいい、次のような種類があります。
  可決(否決) :予算、条例、契約、意見書、決議等
  認定(不認定):決算
  承認(不承認):専決処分等
  同意(不同意):人事関係案件 
  採択(不採択):請願
 

議事日程(ぎじにってい)
議長が定めるその日の本会議の議事の順序表のことをいいます。
 

休会(きゅうかい)
会期中、一定期間議会の会議が開かれずに休止していることをいいます。
 

決議(けつぎ)
議会の意思を対外的に表明するためになされる議会の議決のことをいいます。意見書とは異なり、法的根拠は持ちません。
 

採決(さいけつ)
議長が本会議で表決(議員が議案などに対して賛成又は反対の意思を表示すること)をとる行為のことをいいます。委員会の場合は委員長が表決をとる行為のことをいいます。なお、採決に至らなかった案件は、継続審査の議決をしない限り、審議未了、廃案となります。
 

採択・不採択(さいたく・ふさいたく)
請願の内容を審議し、これに賛同し、肯定する議会の意思決定を採択、否定する意思決定を不採択といいます。
 

散会(さんかい)
その日の議事日程に記載されたことが全て終了し、その日の本会議を閉じることをいいます。
 

質疑(しつぎ)
議題となっている議案等に関し、討論、表決の前に、疑問点をただすことをいいます。
 

執行機関(しっこうきかん)
市長をはじめとする各種の機関(教育委員会、選挙管理委員会、農業委員会、監査委員など)をいいます。
 

上程(じょうてい)
議事日程に組み入れて、本会議で議題として取り扱うことをいいます。
 

条例(じょうれい)
地方公共団体が自治立法権に基づいて定める自主法のことです。条例の制定・改廃は原則として議会の議決により成立し、市長の公布により効力が生じます。条例案の議会への提案権は、市長・議員の双方が有しています。
 

審議(しんぎ)
本会議において、議案などの案件について、説明を聞き、質疑し、討論をし、表決するといった一連の過程のことをいいます。
 

審査(しんさ)
委員会において、付託を受けた議案、請願等を論議し結論を出す一連の過程のことをいいます。
 

請願(せいがん)
国や地方公共団体に意見や要望を述べることをいいます。地方自治法により、議会に請願する場合は、議員の紹介により請願書を提出しなければならないとされています。提出された請願書は常任委員会などで審査したうえで、本会議で採択か不採択かを決定し、その結果を請願者に通知します。
 

政務活動費(せいむかつどうひ)
調査・研究に役立てるため必要な経費として、議会における会派に支給される交付金のことをいいます。下田市議会では政務活動費の支給は行っておりません。
 

全員協議会(ぜんいんきょうぎかい)
全議員で構成し、市政報告、協議等を行うために、市長または議長の招集により、開かれます。
 

専決処分(せんけつしょぶん)
議会が議決しなければならない事項を、市長が代わって意思決定することをいいます。時間的に議会の招集を待てない緊急な場合などにできることになっていますが、専決処分の後に、議会に報告し承認を求める議案の提案が必要です。このほか、あらかじめ議決によって特に指定したものは専決処分ができますが、その後議会への報告が必要です。
 

陳情(ちんじょう)
特定の事項について利害関係のあるものが、議会などに実情を訴え、措置を要望することで、請願と異なり議員の紹介は必要としません。
 

定足数(ていそくすう)
議会において、有効に議題を審議し、決定するために必要とされる出席者の数のことをいいます。地方自治法により、議会は、議員の定数の半数以上の議員が出席しなければ、会議を開くことができないとされています。
 

定例会(ていれいかい)
議会には、定例会と臨時会があります。定例会は付議事件の有無にかかわらず、定期的に招集される議会のことをいいます。地方自治法により、毎年、条例で定める回数を招集することとなっており、下田市では条例で年4回と定め、3月、6月、9月、12月に開会しています。
 

答弁(とうべん)
本会議、委員会などで、議員の質疑、質問に対して市長や教育長、関係課長などが回答や説明などを行うことをいいます。
 

討論(とうろん)
議会の会議において、採決の前に議案に対する賛成か反対かの意見を表明することをいいます。単に賛否の意見を明らかにするだけでなく、意見の異なる他の議員を自己の意見に賛同させることを目的とします。
 

閉会(へいかい)
議会を閉じ、法的に活動能力のない状態とすることをいいます。
 

閉会中の継続審査・調査(へいかいちゅうのけいぞくしんさ・ちょうさ)
会期中に議案などの審査を終了することが困難な場合に、議会の議決によって、会期が終了した閉会後も引き続き委員会で審査または調査を行うことをいいます。
 

本会議(ほんかいぎ)
定例会や臨時会において、全議員で構成する会議のことをいい、議案などの審議や、議会としての最終意思の決定(議決)などを行います。
 

臨時会(りんじかい)
議会には、定例会と臨時会があります。定例会のほかに、臨時の必要がある場合、特定の事件に限ってこれを審議するために臨時招集される議会のことをいいます。