名称 | ペリーロード |
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みどころ | 幕末、黒船により来航したペリー提督一行が了仙寺で日米和親条約付録下田条約締結のために行進したのがこの道。 かつて出船入船三千隻とうたわれた港町下田の花柳界の面影を残しており、平滑川(ひらなめがわ)沿いを石畳の道が続き、伊豆石やなまこ壁の家並み、柳並木が独特の風情を醸し出しています。 了仙寺のほか、日露和親条約締結場所である長楽寺、あじさい祭で有名な下田公園もこの地区に位置しており、特徴的なお店も多く、たくさんの観光客の皆さんが集まる下田の代表的な観光スポットとなっています。 このペリーロードは第7回(平成6年度)静岡県都市景観賞最優秀賞を受賞しています。 |
場所 | 伊豆急下田駅徒歩15分 |
駐車場 | なし |
みどころ紹介
みどころ1【ペリーが実際に歩いた道】
ペリー艦隊上陸地点・鼻黒に設置されている「ペリー艦隊上陸記念碑」
ペリーロードは、下田条約締結までの期間、幾度となくペリー提督一行が行進した道です。ペリー艦隊と幕府側との最初の会見の日には、ペリー一行は祝砲を響かせ、バッテーラ(艦船用の連絡用ボート)を連ねて上陸し、大砲4門を先頭に曳き、軍楽隊の高らかな奏楽の下、剣付鉄砲の水兵の列を率いて、このペリーロードを行進し、了仙寺へ乗り込んだといわれています。
みどころ2【なまこ壁・伊豆石の建物群】
ペリーロード沿いに並ぶ伊豆石の建物群
ペリーロードには、「なまこ壁」や「伊豆石」を用いた特徴的な建物がならんでいるのが、目を引きます。「なまこ壁」は、土壁等の壁塗りの様式の1つであり、壁に平瓦を並べ、その目地に漆喰を
盛り付けて塗っていきます。「なまこ壁」の名前の由来は、盛り付けられた目地が「なまこ」に似ている為。
「伊豆石」は、その名のとおり、伊豆半島で取れる石材であり、一般的には軟質で、耐火性に優れ、その軟らかさから加工しやすいといわれています。
いずれも、江戸末期から明治、大正あたりまでの建物が多く、下田の街並を代表する建物です。
なまこ壁の建物
みどころ3【石畳、石欄干とガス灯】
ペリーロードのガス灯
ペリーロードにおいて、周囲の古い建物との調和のとれた風情を創出しているのが、石畳、石欄干とガス灯。石畳の総延長は約500メートル。夕刻からのペリーロードは、ガス灯の独特の明かりにより昼間とは少し異なった幻想的な光景を御楽しみいただけます。