県内にて、ナラ枯れが発生しております。
 ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシという昆虫が、集団で木に穴をあけ、ナラ菌という病原菌を持ち込むことで発生する木の病気です。
 夏から初秋にかけて季節はずれの赤い紅葉や、春に葉が開かない木があったらナラ枯れの可能性があります。

ナラ枯れ写真
ナラ枯れ被害のあった森林

カシナガ写真1
カシノナガキクイムシ


 しかし、全ての樹木が枯れてしまうわけではなく、被害にあう樹種はブナ科のナラ類やシイ・カシ類に限られ、その中でもカシノナガキクイムシが好む木や枯れやすさが異なります。
 また、ナラ枯れは面的に防除する手段が確立されておらず、被害をなくすことは困難なため、特に守りたい木を守る予防措置や人家等の近くで枯れてしまった木が強風などで倒れないよう予め伐採することが必要です。

 ナラ枯れについての相談は市産業振興課(0558-22-3914)または、静岡県賀茂農林事務所森林整備課(0558-24-2082)までお問い合わせください。