市内でイノシシによる農作物被害が多発し、最近では民家付近や道路などでも目撃されています。本来はおとなしい性格の臆病な動物で、人間を襲うことはありません。しかし、餌が不足していたり、子どもを連れた母親や、手負いのイノシシは人間を襲うことがあるので注意が必要です。
 夜間は農道、林道だけでなく国道でも目撃されています。夜間の散歩や車両の運転の際は十分注意してください。
 

イノシシに遭遇した場合は次のことに注意してください。

  • 慌てずゆっくりと、その場を立ち去ってください。急に動くと、イノシシも驚いて思わぬ事故につながります。また、驚いて声を出したり、イノシシに背を向けると、イノシシが追ってくる場合がありますので、正面にイノシシを見据えたまま、静かにイノシシから離れるようお願いいたします。 
  • 石を投げたり、棒で叩いたりしないでください。恐怖のあまり逃げ出したイノシシが、周りの人を襲う可能性があります。
  • 小さいからといって近寄らないでください。そばに親がいる可能性があります。

捕獲活動について

 イノシシは「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」で保護動物に指定されています。基本的に捕獲はできませんが、農作物などに直接的な被害が出た場合は、市の許可を得たうえで有害鳥獣として捕獲できます。
 市では、鳥獣被害対策実施隊を設立し、市所有の罠を設置しており、その点検や見回りを行っています。また、電気柵やワイヤーメッシュの設置といった被害防除対策をしたものの農作物などに被害が出ているといった相談に対して、助言や罠の設置といった対応を行っています。
箱わなで捕獲されたイノシシ
補助金について

 農作物への被害防除のため、農業者で組織する団体及び農業者に対し、防護柵設置について1/2補助(上限10万円、ただし認定農業者は20万円)する制度を設けています。