蛇石
参照 伊豆の伝説
     
 稲梓、茅原野(ちはらの)の下田へ通ずる街道の傍に「蛇石」と呼ばれている周囲1丈59尺(約6米)の大自然石がある。この石の頂に凹みがあって、どんな干魃の時でも凹みの水が絶えない。
そして若しこの水を人がかえ干す時は必ず雨が降るといわれている。
「蛇石」の名はこの石の下から頂の凹みまでの間に、丁度、蛇がのたうつ、そのままの筋がついているので、それから出たもので、石の傍にはお地蔵様が安置されている。
下田市の民話と伝説 第1集より