| 第80回黒船祭のご案内☜イベントの詳細はこちらを ※今年は5月17日(金)~5月19日(日)の開催です!! 黒船の来航と開国を記念した下田最大の祭典です。まち全体が開港当時の情緒で彩られ、着物姿の人々が街中にあふれます。海上花火大会、米海軍、海上自衛隊の音楽隊が出演するパレードやコンサートなど、国際色豊かなイベントが行われ、下田を大いに盛り上げてくれます。 日時:5月の第3土曜日を含む金、土、日 場所:伊豆急下田駅よりすぐ(下田市街各地) 駐車場:あり(市内各所) 関連ページ:
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【背景と沿革】 徳川幕府による鎖国政策は、嘉永7年(1854)神奈川において締結された日米和親条約により、その門戸を下田を開港地として近代世界に開かれました。和親条約交渉中にすでに米艦は下田に来航し、港内の測量を実施しており、これ以後、通商条約で横浜開港となるまでの間、下田は開港地として日本外交の中心舞台となりました。 下田「鼻黒」に上陸したペリー一行は、「了仙寺」において、日米和親条約附録13か条の締結交渉をおこない、林大学頭をはじめとする日本側全権団との間に調印を取り交わしました。また、安政3年(1856)サン・ジャシントン号により下田に来航したハリスは、米国初代駐日総領事として、柿崎「玉泉寺」に星条旗を掲げ、安政5年(1858)には日米通商条約締結に成功しました。 その後、総領事館が麻布「善福寺」に移り、開港場としての下田の役割は終えることとなりましたが、近代日本の夜明けとなり、「下田が西洋世界への窓口としてその伝統を生かしつづけ、また、日米両国の関係育成に重要な役割を果たしつづけている。」(元駐日米国大使マイケルH.アマコスト氏)という歴史的背景から、下田開港につくした内外の先賢の偉業を顕彰し、その偉大なる功績を永遠に記念するとともに、併せて世界平和と国際親善に寄与することを目的として、黒船祭が開催されることとなりました。 開港80周年を記念した第1回黒船祭は昭和9年、4月20日から5月3日までの2週間にかけて行われました。来賓であったグルー駐日米国大使夫妻、野村吉三郎海軍大将等は軍艦「島風」で下田港に入港し、開港先賢慰霊祭を中心に、仮装提灯行列、開港記念展覧会、連日の花火打上げ、黒船に艤装した遊覧船による港内・神子元石廊崎方面への航行、黒船音頭等の発表等、数多くの催しものが盛大に行われました。 その後「黒船祭」は、国際的な観光行事として、下田の観光の目玉と読めるまでに定着していきますが、太平洋戦争の勃発により、昭和16年から昭和21年までの6年間は開催できなくなります。しかしながら、終戦後、昭和22年に再開を果たすと、国際親善を体現する日米交流の場として、更には下田のまちが活気づく観光の一大イベントとして、年ごとに盛大に発展していきます。 黒船祭は、今後も下田開港のシンボルとして、また日米親善の場として歩みを続けていきます。みなさんもぜひ、黒船祭に参加して、幕末の風情を賑わいを感じてください。 |
![]() 第一回黒船祭の様子 ![]() 日米親善野球大会後 ![]() 黒船花火大会(海上スターマイン) |
平成26年(2014) 第75回 下田開港160周年記念 (日米友好の木「ハナミズキ」植樹式) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成29年(2017) 第78回 ペリー提督子孫の参加 |