排水施設とは

 家庭や事業所の敷地から流される汚水を、道路に埋設された下水道管へ流すための敷地内の排水管や取付管などの設備です。道路に埋設された下水道施設は、市が建設し、管理維持を行います。
 排水設備は、建物や敷地の所有者が設置し、維持管理を行います。

水洗化のおすすめ

 くみ取り便所は、処理開始の日から3年以内に水洗トイレに改造することが法律で義務づけられています。
 公共下水道の目的をご理解いただき、1日も早く下水道へ接続していただきますようお願いいたします。
 また、浄化槽のついた便所でもできるだけ早く下水道に接続していただきますようお願いいたします。

排水の規制

 事業所や工場の汚水には下水道施設にとっての害のあるものや、処理出来ないものがいろいろあります。
 たとえば、酸性の強い汚水、重金属やシアンなどの有害物質は、下水道管をいためたり、浄化センターの下水処理を不可能にします。そのため、事業所や工場からの汚水中の有害な物質を取り除いて、基準以下の水質にする施設を設置することを法律で定めています。

排水設備工事は指定工事人へ

  排水設備などの工事は、一定の技術水準で適正に行われないと排水設備のつまる原因となり、生活に支障を来します。また、公共施設である下水道の機能にも影響を与えることになるため、市ではみなさんに安心して利用いただくために必要な知識と技術を持った「排水設備等工事指定工事人」制度を設けています。
 排水設備などの工事は指定工事人でなければ施工できません。指定工事人は工事の設計、見積りから確認申請、融資あっせん申請などのいろいろな手続きを工事依頼者にかわって行います。

水洗化資金は無利子で融資あっせん

 くみ取り便所を水洗トイレに改造される方、または、し尿浄化槽を廃止して、公共下水道に接続される方に、無利子の「融資あっせん制度」を設けています。
 詳しくは下水道接続工事の融資あっせん・利子補給制度をご覧ください。